ニュース 一覧へ戻る 2011/02/28 第122回大原美術館ギャラリーコンサート ご来場ありがとうございました GALLERY CONCERT 2月26日(土)に第122回大原美術館ギャラリーコンサート「ラテン・ギターのときめき・・・ エマヌエーレ・セグレ ソロ・リサイタル」が開催されました。アンコール曲のご紹介です。 第122回大原美術館ギャラリーコンサート 「ラテン・ギターのときめき・・・ エマヌエーレ・セグレ ソロ・リサイタル」 出演 エマヌエーレ・セグレ(ギター) ■日 時 2011年2月26日(土) 18時30分開演 ■会 場 大原美術館 本館2階ギャラリー ■曲 目 ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌 ファリャ: 粉屋の踊り ― バレエ音楽「三角帽子」より タルレガ: アルハンブラの思い出 トゥリーナ: タルレガへのオマージュ アルベニス:マジョルカ島(舟歌) アルベニス:アストゥーリアス ― 「スペイン組曲」op.47より 第5曲 ヴィラ=ロボス:前奏曲 第1番 ヴィラ=ロボス:ショーロ 第1番 ヴィラ=ロボス:練習曲 第11番 ピアソラ:ハシント・チクラーナ パウェル:オサーニャの歌 パウェル:悲しみのサンバ パウェル:イパネマの娘 ■アンコール曲 ディアンス:フォーコ ヴィラ=ロボス:マズルカ ジュリアーニ:アルモニア ジュリアーニ:ロシニアーナ より フィナーレ ヴィラ=ロボス:プレリュード 第4番 薄明りの会場を満たしていた静寂を破って、奏者が最初の音を爪弾いた時、あたりの空気が、ふっと色を変えたように感じられた方も多かったのではないでしょうか。 大原美術館のギャラリーコンサートにはこの日、いつにも増して大勢のお客様が詰めかけ、演奏者の指先から魔法のようにあふれ出る繊細なギターのしらべに聴き入りました。 イタリア人ギタリスト、エマヌエーレ・セグレさんは、2008年秋の第113回ギャラリーコンサートでイタリア人フルーティストと共演、今回はソロでの再登場です。 彼の持ち味は、情熱を感情のままに掻き鳴らすのではなく、一音一音の響き合いをじっくり聴かせるスタイル。プログラムに“ラテン・ギター”というテーマを掲げてはいますが、前回同様、旋律の美しさとハーモニーの広がりを丁寧に表現して、ムードに流されない深く内省的な味わいを醸し出していました。 コンサートの前半はスペイン、後半には南米の音楽家たちの作品が続きます。セグレさんの安定したテクニックで紡がれるメランコリックなメロディーは、時折強く熱を帯びて一陣の風のように聴衆を揺らし、別の場面では弱音のトレモロが静かな叙情を漂わせ、ロマンティックなささやきに聴こえることも。 1本のギターに注がれたお客様の集中力は切れることなく、最後に有名な「イパネマの娘」で軽やかに締めくくられると、はじけるように盛大な拍手が。喝采はそのあとも鳴りやまず、ステージに呼び戻された笑顔のセグレさんは、アンコールに応えて5曲も披露して下さいました。 「名画に囲まれ、たくさんの素晴らしいお客様に聴いていただいて、今夜は幸せです」と、セグレさん。 桃のつぼみがふくらみ始めた早春の宵、太陽の国の音楽が、倉敷に一足早く色あざやかな季節の薫りを届けてくれたひとときでした。 ♪次回ギャラリーコンサートは6月4日(土) 第123回大原美術館ギャラリーコンサート 「シューベルト『冬の旅』 マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ) ルーファス・ミューラー(テノール)」です。 ご来場をお待ちいたしております。 エマヌエーレ・セグレ アンコールに応えて5曲も披露 前の記事 次の記事
2月26日(土)に第122回大原美術館ギャラリーコンサート「ラテン・ギターのときめき・・・ エマヌエーレ・セグレ ソロ・リサイタル」が開催されました。アンコール曲のご紹介です。
第122回大原美術館ギャラリーコンサート
「ラテン・ギターのときめき・・・ エマヌエーレ・セグレ ソロ・リサイタル」
出演
エマヌエーレ・セグレ(ギター)
■日 時 2011年2月26日(土) 18時30分開演
■会 場 大原美術館 本館2階ギャラリー
■曲 目
ファリャ:ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
ファリャ: 粉屋の踊り ― バレエ音楽「三角帽子」より
タルレガ: アルハンブラの思い出
トゥリーナ: タルレガへのオマージュ
アルベニス:マジョルカ島(舟歌)
アルベニス:アストゥーリアス ― 「スペイン組曲」op.47より 第5曲
ヴィラ=ロボス:前奏曲 第1番
ヴィラ=ロボス:ショーロ 第1番
ヴィラ=ロボス:練習曲 第11番
ピアソラ:ハシント・チクラーナ
パウェル:オサーニャの歌
パウェル:悲しみのサンバ
パウェル:イパネマの娘
■アンコール曲
ディアンス:フォーコ
ヴィラ=ロボス:マズルカ
ジュリアーニ:アルモニア
ジュリアーニ:ロシニアーナ より フィナーレ
ヴィラ=ロボス:プレリュード 第4番
薄明りの会場を満たしていた静寂を破って、奏者が最初の音を爪弾いた時、あたりの空気が、ふっと色を変えたように感じられた方も多かったのではないでしょうか。
大原美術館のギャラリーコンサートにはこの日、いつにも増して大勢のお客様が詰めかけ、演奏者の指先から魔法のようにあふれ出る繊細なギターのしらべに聴き入りました。
イタリア人ギタリスト、エマヌエーレ・セグレさんは、2008年秋の第113回ギャラリーコンサートでイタリア人フルーティストと共演、今回はソロでの再登場です。
彼の持ち味は、情熱を感情のままに掻き鳴らすのではなく、一音一音の響き合いをじっくり聴かせるスタイル。プログラムに“ラテン・ギター”というテーマを掲げてはいますが、前回同様、旋律の美しさとハーモニーの広がりを丁寧に表現して、ムードに流されない深く内省的な味わいを醸し出していました。
コンサートの前半はスペイン、後半には南米の音楽家たちの作品が続きます。セグレさんの安定したテクニックで紡がれるメランコリックなメロディーは、時折強く熱を帯びて一陣の風のように聴衆を揺らし、別の場面では弱音のトレモロが静かな叙情を漂わせ、ロマンティックなささやきに聴こえることも。
1本のギターに注がれたお客様の集中力は切れることなく、最後に有名な「イパネマの娘」で軽やかに締めくくられると、はじけるように盛大な拍手が。喝采はそのあとも鳴りやまず、ステージに呼び戻された笑顔のセグレさんは、アンコールに応えて5曲も披露して下さいました。
「名画に囲まれ、たくさんの素晴らしいお客様に聴いていただいて、今夜は幸せです」と、セグレさん。
桃のつぼみがふくらみ始めた早春の宵、太陽の国の音楽が、倉敷に一足早く色あざやかな季節の薫りを届けてくれたひとときでした。
♪次回ギャラリーコンサートは6月4日(土)
第123回大原美術館ギャラリーコンサート
「シューベルト『冬の旅』 マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ) ルーファス・ミューラー(テノール)」です。
ご来場をお待ちいたしております。
エマヌエーレ・セグレ
アンコールに応えて5曲も披露