くらしきコンサート

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2010/12/06

第121回大原美術館ギャラリーコンサート ご来場ありがとうございました

12月4日(土)に第121回大原美術館ギャラリーコンサート「林美智子(メゾソプラノ)&野平一郎(ピアノ)デュオ・リサイタル ~『女の愛と生涯』シューマンの夕べ~」が開催されました。アンコール曲のご紹介です。

第121回大原美術館ギャラリーコンサート
林美智子(メゾソプラノ)&野平一郎(ピアノ)デュオ・リサイタル
~「女の愛と生涯」シューマンの夕べ~

出演
林美智子(メゾソプラノ)
野平一郎(ピアノ)

■日 時  2010年12月4日(土) 18時30分開演

■会 場  大原美術館 本館2階ギャラリー

■曲 目<オール・シューマン・プログラム>
歌曲集「リーダークライス」op.39 全曲
森の情景 op.82 〔ピアノ・ソロ〕
くるみの木 op.25-3
ミルテとバラもて op.24-9
花の曲 op.19 〔ピアノ・ソロ〕
歌曲集「女の愛と生涯」op.42 全曲

■アンコール曲
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」より 第4曲“この指につけた指輪よ”

夕暮れから冷え込みが一段と増したこの日も、会場の大原美術館正門前には、開場時間のかなり前からお客さまが列を作ってお待ちになっていました。お寒い中、皆さまご来場いただきありがとうございました。

ステージに登場した林さんは、美しいロングヘアのドレス姿。野平さんの繊細なピアノとともに、やわらかなメゾソプラノがシューマンの抒情を奏で始めると、壁に並ぶたくさんの名画もそれぞれの物語を静かに語りだすようでした。
オペラで活躍している林さんの生き生きとした表現力は、オペラアリアとはまた違った味わいでリートの世界を丁寧に描き込んでゆきます。
ひとつひとつ詩の言葉が重なり合い、ピアノの旋律とも溶け合って会場を温かく包み込み…公演タイトルにもある「女の愛と生涯」では、今年ママになった林さんならではの初々しい母性がいっそう歌心を豊かに彩っていたことでした。

お客さまの熱視線には慣れていらっしゃるはずの林さんですが、当夜の熱気にはいたく感激され、また「“絵のまなざし”を感じながら歌うのは初めての体験でした!」とおっしゃっていたのが印象的でした。
ベヒシュタインのふくよかな音色を見事に引き出して下さった野平さんも、音楽ホールとは異なる響きと絵画の持つパワーを感じ、「改めてこの空間にふさわしい曲を選んで演奏してみたい」とのこと。
お二人とも、ギャラリーコンサートを心から楽しまれた様子でした。

♪次回ギャラリーコンサートは2011年2月26日(土)
第122回大原美術館ギャラリーコンサート
「ラテン・ギターのときめき… エマヌエーレ・セグレ ソロ・リサイタル」です。
ご来場をお待ちいたしております。

アンコールに応える林さんと野平さん