くらしきコンサート

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ニュース

2008/09/03

小菅優さんから倉敷の皆様へ。

倉敷で弾くのは初めてですが、お客様やホールの雰囲気によって私の演奏も自然と変わるので、今回どんなお客様に出会えるかとても楽しみです。

今回のプログラムは対照的な2つのロマン派のソナタが中心です。今年シューベルトの歌曲を狂ったように聴いていた私は、彼の大型のソナタにチャレンジしたくなりました。このソナタは、一方では悪魔にとりつかれているような雰囲気が「死」を感じさせますが、森や川の音を奏でるような叙情的な場面もあり、シューベルトの魅力たっぷりです。ブラームスのソナタ3番は彼の20歳のときの作品で、若さ溢れるドラマチックさと純粋な恋の美しさを、同じく20代の私が皆様にお届けしたいと思います。

小菅優
(c)Steffen Jänicke