ニュース 一覧へ戻る 2016/08/25 「ジュニアグランドオーケストラ2016」にご来場いただき誠にありがとうございました。 CONCERT 8月21日(日)開催、くらしきコンサート100回記念公演「ジュニアグランドオーケストラ2016」は、おかげさまをもちまして盛会のうちに終了いたしました。たくさんのお客様にご来場いただき、心より感謝と御礼を申し上げます。 県内のジュニアオーケストラと合唱団の計5団体(岡山市ジュニアオーケストラ、倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ、桃太郎少年合唱団、岡山市ジュニア合唱教室、倉敷少年少女合唱団)が、国際的な若手指揮者・山田和樹さんのタクトで共演した特別公演。 開演前には、倉敷・岡山の各ジュニアオーケストラによるアンサンブル演奏で、オープニングのプレ・コンサートがおこなわれました。 100回記念の委嘱作品『はじまりの朝に』(初演)で幕を開けたステージは、約300人の子どもたちが勢ぞろいして、オーケストラとコーラスの力強いハーモニーを倉敷市民会館の大ホールに響かせました。耳に残る美しい印象的なフレーズに、お客様から「CDで売ってほしい」という声をいただいたほど。客席には、この歌を書いて下さった作曲家・山中千佳子さんの姿もあり、大きな拍手が送られていました。 続いて、合同オーケストラによるドヴォルザーク『新世界より』。日頃は独自に活動している倉敷、岡山の団員が、ひとつのオーケストラになって力を合わせ、クラシックの名曲に挑みました。指揮台では山田さんが、プロの楽団相手でも見せたことがないような激しい身ぶりでジュニアたちを鼓舞し、その渾身のタクトに、全員が全力を出し切った快演でした。 第2部では、まず、くらしきコンサートの音楽会シリーズについて、記録写真などを舞台奥のスクリーンに投影しながら、100回公演に至る歩みを皆様にご紹介させていただきました。 そして、ふたたびコーラスとオーケストラがステージに集まり、阪田寛夫作詞・山本直純作曲の組曲『えんそく』を演奏。50年以上も前に、NHK「みんなのうた」の委嘱を受けて誕生した児童合唱のための作品ですが、決して“子ども用”ではない高度なレベルの音楽内容に、ジュニアたちは猛練習を続けてきました。昭和の時代が偲ばれる、遠足のいきいきとした情景…楽しくお聴きいただけましたでしょうか。 プログラムの最後は、日本の唱歌『夕焼小焼』を、三善晃編曲による「唱歌の四季」から、管弦楽バージョンでお届けいたしました。山田さんの提案で選ばれたこの歌には、世代を越えて受け継いでいきたい日本の音楽に対する熱い思いが込められていたように感じられました。ジュニアたちの美しい歌声に包まれて、思わずご一緒に口ずさんだ方もいらっしゃったことでしょう。 司会の森田恵子さんと山田さんのトークも織り交ぜて進行した約2時間半のコンサートは、盛大な拍手とブラボーの歓声の中、無事お開きとなりました。 100回という節目を、到達点でも通過点でもなく、未来を目指す出発点に――それが、この記念公演のテーマでした。 この日のために、懸命に練習を重ねてきたジュニアの皆さん。 多忙なスケジュールの中、倉敷に駆けつけて下さった山田さん。 子どもたちの指導に遠路通い続けて下さった副指揮の水戸博之さん、演奏指導に加わっていただいた元バイエルン放送交響楽団の水島愛子さん。 素晴らしい歌を子どもたちに贈って下さった山中千佳子さん。 本当にありがとうございました。 そして、各ジュニア団体の先生方や事務局の皆様、子どもたちご家族のご支援なくして、この日を迎えることはできませんでした。 最後になりましたが、本公演の開催にあたり、惜しみないご協力をいただきました関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。 1曲目『はじまりの朝に』。拡張したステージの最前列まで並び、ジュニアたちが勢ぞろいしました。 (撮影:take on / 三宅章憲) 第2部からは、出演者全員が、おそろいのTシャツに着替えて登場。 (撮影:take on / 三宅章憲) 終演後のホール客席で、出演者と関係者を集めてセレモニーがおこなわれました。最後に色とりどりのテープがエアキャノンで打ち上げられ、子どもたちは大歓声。 座席前列手前から、副指揮者・水戸博之さん、指揮者・山田和樹さん。 (撮影:take on / 三宅章憲) 前の記事 次の記事
8月21日(日)開催、くらしきコンサート100回記念公演「ジュニアグランドオーケストラ2016」は、おかげさまをもちまして盛会のうちに終了いたしました。たくさんのお客様にご来場いただき、心より感謝と御礼を申し上げます。
県内のジュニアオーケストラと合唱団の計5団体(岡山市ジュニアオーケストラ、倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ、桃太郎少年合唱団、岡山市ジュニア合唱教室、倉敷少年少女合唱団)が、国際的な若手指揮者・山田和樹さんのタクトで共演した特別公演。
開演前には、倉敷・岡山の各ジュニアオーケストラによるアンサンブル演奏で、オープニングのプレ・コンサートがおこなわれました。
100回記念の委嘱作品『はじまりの朝に』(初演)で幕を開けたステージは、約300人の子どもたちが勢ぞろいして、オーケストラとコーラスの力強いハーモニーを倉敷市民会館の大ホールに響かせました。耳に残る美しい印象的なフレーズに、お客様から「CDで売ってほしい」という声をいただいたほど。客席には、この歌を書いて下さった作曲家・山中千佳子さんの姿もあり、大きな拍手が送られていました。
続いて、合同オーケストラによるドヴォルザーク『新世界より』。日頃は独自に活動している倉敷、岡山の団員が、ひとつのオーケストラになって力を合わせ、クラシックの名曲に挑みました。指揮台では山田さんが、プロの楽団相手でも見せたことがないような激しい身ぶりでジュニアたちを鼓舞し、その渾身のタクトに、全員が全力を出し切った快演でした。
第2部では、まず、くらしきコンサートの音楽会シリーズについて、記録写真などを舞台奥のスクリーンに投影しながら、100回公演に至る歩みを皆様にご紹介させていただきました。
そして、ふたたびコーラスとオーケストラがステージに集まり、阪田寛夫作詞・山本直純作曲の組曲『えんそく』を演奏。50年以上も前に、NHK「みんなのうた」の委嘱を受けて誕生した児童合唱のための作品ですが、決して“子ども用”ではない高度なレベルの音楽内容に、ジュニアたちは猛練習を続けてきました。昭和の時代が偲ばれる、遠足のいきいきとした情景…楽しくお聴きいただけましたでしょうか。
プログラムの最後は、日本の唱歌『夕焼小焼』を、三善晃編曲による「唱歌の四季」から、管弦楽バージョンでお届けいたしました。山田さんの提案で選ばれたこの歌には、世代を越えて受け継いでいきたい日本の音楽に対する熱い思いが込められていたように感じられました。ジュニアたちの美しい歌声に包まれて、思わずご一緒に口ずさんだ方もいらっしゃったことでしょう。
司会の森田恵子さんと山田さんのトークも織り交ぜて進行した約2時間半のコンサートは、盛大な拍手とブラボーの歓声の中、無事お開きとなりました。
100回という節目を、到達点でも通過点でもなく、未来を目指す出発点に――それが、この記念公演のテーマでした。
この日のために、懸命に練習を重ねてきたジュニアの皆さん。
多忙なスケジュールの中、倉敷に駆けつけて下さった山田さん。
子どもたちの指導に遠路通い続けて下さった副指揮の水戸博之さん、演奏指導に加わっていただいた元バイエルン放送交響楽団の水島愛子さん。
素晴らしい歌を子どもたちに贈って下さった山中千佳子さん。
本当にありがとうございました。
そして、各ジュニア団体の先生方や事務局の皆様、子どもたちご家族のご支援なくして、この日を迎えることはできませんでした。
最後になりましたが、本公演の開催にあたり、惜しみないご協力をいただきました関係者の皆様に、改めて御礼申し上げます。
(撮影:take on / 三宅章憲)
(撮影:take on / 三宅章憲)
座席前列手前から、副指揮者・水戸博之さん、指揮者・山田和樹さん。
(撮影:take on / 三宅章憲)