くらしきコンサート

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2011/11/28

くらしきコンサートを彩る舞台花 その17

11月25日(金)、倉敷市芸文館で「宮田大・守屋剛志・田村響 若い3人のコンサート」が開催されました。
3人の若い世代のアーティストが倉敷公演のために特別に顔をあわせ取り組んだピアノ・トリオ。フレッシュで溌剌とした演奏が印象的なコンサートでした。
日本を遠く離れ、ヨーロッパで一人楽器と向き合う日々を送る3人の若者は、倉敷の地でまたたく間に打ち解け、共感し、互いの熱演を喜び合う素晴らしい仲間になりました。ベートーヴェンの「大公」を弾き終え、興奮のあまり舞台袖で抱き合う3人。
その若者らしい熱気は、会場全体に伝染して「素晴らしくて、泣けてきた」とおっしゃる人まであったほどです。これからの彼らの活躍がますます楽しみです。

ずっと暖かい日が続いていましたが、コンサート前日から急に北風が冷たい真冬日となりました。舞台に生けられたのは色づき始めた秋の山の風情です。颯爽と演奏する若者たちの後ろで、やさしくふるさとの山が見守っているといった趣でしょうか。今回も、生けてくださったのは、「すみれ花店」高橋洋子さんでした。

花材は次の通りです。

もみじ
かなめもち
うめもどき

赤く染まった「もみじ」と「うめもどき」の赤い実が舞台を照らしています。

花の向こうに見えているのは、食事を取る時間も惜しんで練習にいそしむ守屋さんです。

終演後、居酒屋さんでの一コマ。若者らしい食べっぷりでした。