くらしきコンサート

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2010/10/18

くらしきコンサートを彩る舞台花 その15

10月16日(土)、折りしも地元倉敷では、阿智神社の秋祭りと屏風祭りで賑わうこの日、はるばるドイツ・ヴッパータール市から総勢110名の交響楽団が首席指揮者の上岡敏之氏に率いられてやってきました。
来日2度目、日本の地方都市は初体験の団員にとって、秋祭りで賑わう美観地区はまさしく「日本」そのものに感じられたことでしょう。

そして、舞台で彼らを待っていたのは、岡山県の北部から届けられたばかりの「もみじ」でした。今回の舞台花も「すみれ花店」の高橋洋子さんが生けてくださった力作です。

同じ1本の枝にも緑から黄色へ、黄色から赤へと季節の移り変わりが見てとれて、錦のように輝く「もみじ」。まるで、優雅で華やかな上岡さんの指揮を思わせる、燃え立つような錦秋の美しさです。

秋の彩りを添えているのは、紫のリンドウ。そして、白色のポンポンマムがモーツァルトの音符のように軽やかに、もみじの間から顔をのぞかせています。
あわただしく日本の秋を駆け抜けていった団員の皆さんが、ヴッパータールへ帰国して倉敷を思い起こすとき、きっと舞台のお花がいっしょに思い出されることでしょう。

花材は次の通りです。

もみじ
雪柳
リンドウ
ポンポンマム

次回公演の舞台花もどうぞお楽しみに。

緑、黄色、赤と色とりどりに輝くもみじが舞台を飾りました。

花道からステージを見守る、ステージ花。