くらしきコンサート

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2010/05/31

くらしきコンサートを彩る舞台花 その14

5月29日土曜日、梅雨シーズンとは思えない爽やかに晴れ渡る好日、第85回くらしきコンサート「クリスチャン・ツィメルマン ショパン・リサイタル」は開催されました。
ゴールデンウィーク明けには、早々に完売した本公演。ショパンイヤーの今年、名実ともに世界トップクラスのツィメルマンのショパンが聴けるとあって、クラシックファンのみならず、大勢のお客様が期待を胸に倉敷市民会館に駆けつけました。

お客様を出迎えたのは、初夏の息吹に溢れた緑一色の舞台花。様々な木々の、様々な緑。形の違うそれぞれの葉が折り重なり、舞台下手花道でライトを浴びて輝いています。
今回のお花も、毎回くらしきコンサートのステージを素晴らしい舞台花で飾ってくださる「すみれ花店」の高橋洋子さんの作品です。
近寄ってみると、緑の奥には淡いピンクのシャクヤクの一群れが。可憐な中にも、匂い立つような艶やかさを漂わせ、繊細な中に情熱を湛えるショパンの曲を彷彿とさせます。
どんな素晴らしい録音よりも、コンサートでの演奏そのものを大切に思うツィメルマン。彼の奏でるショパンを聴く、一期一会の喜びを、ステージの花とともに、深く心に刻んでいただければ幸いです。

生けられた花材は、つぎの通り。どの木がどんな色、形の葉をつけているか皆様ご存知でしたか?

ドウダンツツジ
ナツハゼ
ウラジロ
イタヤカエデ
マサキ
ヤマボウシ
シャクヤク

初夏の山々を思わせる緑一色の舞台花

匂い立つようなシャクヤクの花が印象的です