くらしきコンサート

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2009/06/11

くらしきコンサートを彩る舞台花 その12

梅雨のはしりを思わせる曇り空でしたが、ロビーに生けられた季節の花々が、お客様を爽やかに出迎えてくれました。
今回のお花も、毎回くらしきコンサートのステージを素晴らしい舞台花で飾ってくださる「すみれ花店」の高橋洋子さんが心をこめて生けてくださった力作です。
緑深まる山々で白い清楚な花を咲かせている「ヤマボウシ」、まだ新緑の浅い色を残す「イタヤカエデ」、そして今が盛りの色とりどりの「菖蒲」。裾で可憐にゆれているのは「リョウブ」(コウヨウボク)という木花です。どの花材も咲いている時期は短くて、春から夏へと刻々と変化していく中、一時として同じ姿をとどめてはいません。また、緑の木々を背景に群れ咲く菖蒲の凛とした風情は、バッハの清冽なハーモニーとぴったり重なって見えてくるようです。
その夜生まれた音楽と、耳を傾けるお客様との一期一会。 お花でそのひとときがより豊かに彩られ、皆様の素晴らしい思い出になりますように。

新緑が大理石の白に映えて

爽やかな空気に包まれたロビー