くらしきコンサート

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2008/06/11

くらしきコンサートを彩る舞台花 その10

毎回、くらしきコンサートのステージに季節の花が生けられているのに目を止めた方も多いと思います。1996年の第41回くらしきコンサート「五嶋みどり&ロバート・マクドナルド デュオ・リサイタル」より、ほぼ毎回素敵な花を生けてくださっているのは、地元「すみれ花店」の高橋洋子さんです。数々の世界的コンクールで優勝した実力をもつ高橋さんですが、音楽という芸術を脇から支え、より素晴らしい舞台作りに一役買ってくださっています。

第81回くらしきコンサート「アンネ=ゾフィー・ムター&トロンハイム・ソロイスツ」(2008年6月9日)では、梅雨時期に咲く代表花アジサイと、初夏を思わせる白いリョウブの花、ヤマボウシそして、ドウダンツツジの緑をふんだんに用いた作品。

当夜のムターは、目に鮮やかなブルーのマーメード・ドレスで華麗に登場。そのドレスが、青をベースに紫色の混ざったアジサイとリンクしていて、ひときわ美しく輝いています。その周りを取り囲むように白いリョウブの花とヤマボウシが、フレッシュで洗練されたトロンハイム・ソロイスツのアンサンブルを表しているようです。
今回も音と空間が見事に融合したステージで、幸せに満ちたコンサートとなりました。

次回の作品も、どうぞお楽しみに。

背の高いドウダンツツジとその下を取り囲む今の時期旬のアジサイやリョウブ、ヤマボウシのバランスがとても素敵でした。

青や紫、白や緑など色のコントラストが鮮やか。