くらしきコンサート

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2008/03/10

第110回ギャラリーコンサート ご来場ありがとうございました

3月8日(土)に第110回大原美術館ギャラリーコンサート「ウェン=シン・ヤン 無伴奏チェロ・リサイタル」が開催されました。アンコール曲のご紹介です。

第110回大原美術館ギャラリーコンサート
「ウェン=シン・ヤン 無伴奏チェロ・リサイタル」

出演
ウェン=シン・ヤン(チェロ)

■日 時  2008年3月8日(土)18時30分開演

■会 場  大原美術館 本館2階ギャラリー

■曲 目
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
ジョージ・クラム:無伴奏チェロ・ソナタ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲

■アンコール曲
アルフレード・ピアッティ作曲
オペラ「ニオベ」(パチーニ作曲)のテーマによるチェロ独奏のためのカプリッチョ Op.22

次回ギャラリーコンサートは2007年4月12日(土)
第111回「ジェラール・プーレ ヴァイオリン・リサイタル」です。
ご来場をお待ちいたしております。

190センチ近くの長身で、朗らかな笑顔のウェン=シン・ヤンさん。チェロの音色はとてもあたたかく心に染み入るようでした。現代曲はとても情熱的。息をのむ気迫に満ちた演奏は圧巻でした。

使用楽器は、イタリアで活躍したドイツ人の弦楽器製作者David tecchler(1666-1748)によって1720-30年頃ローマで製作されたもの。ストラディヴァリの傑作が誕生した時期と同時代の楽器。

<プロフィール>
1965年スイス・ベルン生まれ。両親は台湾人。チューリッヒでクロード・スタークに、ベルリンではウルフガング・ベッチャーに師事し、のちにシュタルケル、ダビッド・ゲリンガスのマスタークラスで学ぶ。24歳でバイエルン放送響の首席奏者に。1991年ジュネーブ国際音楽コンクールで優勝してからはソリストとしても活躍。ヨーロッパ、台湾、日本において、ロリン・マゼール、サー・コリン・デイヴィス、サヴァリッシュ、マリス・ヤンソンスら、世界的な指揮者と共演。数々の音楽祭にも招待される。彼は教師としての評判も高く、2004年からはミュンヘン音楽大学の教授を務め、その他ドイツ、イタリア、スイスなどでチェロのマスタークラスを数多く受け持っている。2008年3月NHK交響楽団のソリストとして公演予定。