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2008/03/27

ノルウェーの室内楽団、トロンハイム・ソロイスツに注目!!

トロンハイム音楽院弦楽奏者のプロ育成の場として、1988年にビャーネ・フィスクム教授によって結成されたトロンハイム・ソロイスツ。 ヨーロッパ、アメリカ、日本など数多くの海外への演奏旅行を重ね、国際的知名度を獲得しました。その革新的な活動、高い演奏レベルと若さ溢れる活気、音楽に対する情熱は、各地で絶賛されています。
特に彼らをメジャーに押し上げるきっかけとなったのが、9年前、ムターとの共演でライブ録音したCD「ヴィヴァルディ〈四季〉」でした。その録音は色彩豊かで斬新な表現による、これまでにない全く新しい「四季」の誕生でした。メディアや評論家たちから大絶賛され、両者の関係は“ムターの子どもたち”、“とてもユニークな音楽的関係”と評され大きく取り上げられました。
そしてムター自身、「はじけるようなウィットの感覚にあふれた応答を可能にしてくれる」と語り、現代音楽、ロックやジャズまで幅広く柔軟にこなす若々しい彼らの表現力に全幅の信頼を置いています。そんなトロンハイム・ソロイスツの音色は北欧特有の研ぎ澄まされた感性が光っています。

近年、日本では、デザイン、映画、音楽・・・さまざまなジャンルで北欧ブームが沸き起こっています。特に昨年はノルウェーの作曲家、グリーグの没後100年のメモリアル・イヤーで、グリーグの作品が世界中で演奏されノルウェー音楽に注目が集まりました。
トロンハイム・ソロイスツは、演奏旅行で常にノルウェーの作品を取り入れるなど、母国ノルウェーの音楽を紹介していくことにも力を入れています。今後のトロンハイム・ソロイスツの活躍にますます目が離せません。

トロンハイム・ソロイスツ

ヴィヴァルディ/四季
ドイツ・グラモフォン
録音/1999年5月 コペンハーゲン〈ライブ〉