ニュース 一覧へ戻る 2005/10/18 倉敷歳時記 その2 秋祭り -倉敷屏風祭- REPORT 倉敷市の美観地区一帯で10月15日・16日の両日、今年も「屏風祭」が開催されました。 「屏風祭」は、地元の阿智神社の祭礼に合わせて江戸~明治期におこなわれていた行事で、各家自慢の屏風や季節の花を玄関先に展示し、人々を迎えたというもの。長く途絶えていたこの伝統を現代によみがえらせようと2002年、約100年ぶりに復活しました。 今年は初日あいにくの雨天でしたが、翌日は絶好の行楽日和となり、秋晴れの下、多くの市民や観光客でにぎわいました。 期間中は、白壁の伝統的な町並みに沿って、通りで配られている地図を見ながら、看板の出ている民家の玄関先や旅館の庭などを見学することができます。大原邸(国重文)をスタート地点に、本町通りやその路地などを巡る散策は、休日のちょっとした行楽にぴったり。年配の方々からは古い民家のたたずまいを懐かしむ声も。この日(16日)は外国人も多く、展示品を説明する家人との語らいを楽しむ観光客の姿が印象的でした。 16日は、総勢200人の氏子たちが装束や袴に身を包んで練り歩く時代行列も披露され、時折みこしの一団が喚声をあげて走り抜けていく場面に遭遇。観光客の喝采を浴びていました。 お祭りムードというのは“ふるさと”のぬくもりを再発見させてくれます。ふだんは静かな界隈ですが、観光地・倉敷の、もうひとつの表情を垣間見た秋の一日でした。 大原邸に展示された屏風 男衆のかけ声も勇ましい、みこしの一団 前の記事 次の記事
倉敷市の美観地区一帯で10月15日・16日の両日、今年も「屏風祭」が開催されました。
「屏風祭」は、地元の阿智神社の祭礼に合わせて江戸~明治期におこなわれていた行事で、各家自慢の屏風や季節の花を玄関先に展示し、人々を迎えたというもの。長く途絶えていたこの伝統を現代によみがえらせようと2002年、約100年ぶりに復活しました。
今年は初日あいにくの雨天でしたが、翌日は絶好の行楽日和となり、秋晴れの下、多くの市民や観光客でにぎわいました。
期間中は、白壁の伝統的な町並みに沿って、通りで配られている地図を見ながら、看板の出ている民家の玄関先や旅館の庭などを見学することができます。大原邸(国重文)をスタート地点に、本町通りやその路地などを巡る散策は、休日のちょっとした行楽にぴったり。年配の方々からは古い民家のたたずまいを懐かしむ声も。この日(16日)は外国人も多く、展示品を説明する家人との語らいを楽しむ観光客の姿が印象的でした。
16日は、総勢200人の氏子たちが装束や袴に身を包んで練り歩く時代行列も披露され、時折みこしの一団が喚声をあげて走り抜けていく場面に遭遇。観光客の喝采を浴びていました。
お祭りムードというのは“ふるさと”のぬくもりを再発見させてくれます。ふだんは静かな界隈ですが、観光地・倉敷の、もうひとつの表情を垣間見た秋の一日でした。
大原邸に展示された屏風
男衆のかけ声も勇ましい、みこしの一団