くらしきコンサート

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2016/06/27

くらしきコンサートを彩る舞台花 その27

毎回、くらしきコンサートのステージに季節の花が生けられているのに目を留めた方も多いと思います。
1996年より20年にわたって毎回素敵な花を生けてくださっているのは、地元「すみれ花店」の高橋洋子さんです。数々の世界的コンクールで優勝した実力をもつ高橋さんですが、音楽という芸術を脇から支え、より素晴らしい舞台作りに一役買ってくださっています。

第99回くらしきコンサート「山田和樹指揮/バーミンガム市交響楽団」(2016年6月23日)では、ちょうど今の季節、雨の中で色鮮やかに咲き誇る、紫陽花が生けられました。

紫から薄ピンク、白までその濃淡の美しさが、ライトを浴びてくっきりと際立っています。日本が原産という紫陽花、少し控えめな色合いがいかにも日本的な印象ですが、今ではイギリスでも人気の高い花なのだとか。

ステージでは、日本を代表するマエストロ山田和樹さん指揮のもと、ピアニストの河村尚子さんが、イギリスの名手たちを相手に、白熱したラフマニノフを繰り広げました。ベートーヴェンもいかにもイギリスらしい端正な響きが会場を満たし、終演後はブラボーの嵐。今回のツアー初日を倉敷で迎えたオーケストラですが、地方には珍しい歓声と熱気に驚いていました。

次回の作品もお楽しみに。

紫のグラデーションが涼やかな紫陽花

近くで見るとこんなに豪華・・

開演までの静かなひととき