くらしきコンサート

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2009/11/11

くらしきコンサートを彩る舞台花 その13

11月7日土曜日、小春日和の晴天に恵まれた第84回くらしきコンサート。
世紀のマエストロ、マリス・ヤンソンスとドイツの名門バイエルン放送交響楽団、そして、ソリストの五嶋みどりさんの音楽を鳴り響かせたのは、3日にリニューアルオープンしたばかりの倉敷市民会館でした。内装はすべて一新され、音響もさらにレベルアップ、より明るくなった照明に照らし出されたステージ脇には、晩秋の名残を惜しむかのような、野に咲く風情のコスモスが可憐に生けこまれました。

今回のお花も、毎回くらしきコンサートのステージを素晴らしい舞台花で飾ってくださる「すみれ花店」の高橋洋子さんが、心をこめて生けてくださった力作です。秋の終わりのコスモスを捜し求め、あちこちに車を走らせてようやく当日に間に合わせたという裏話も。

可憐な中にも野生の逞しさを漂わせるコスモスの表情は、ベートーヴェンを奏でるみどりさんの姿と重なっていくようでもありました。

ツアー初日の公演ということもあって、あわただしく倉敷を去っていったオーケストラ一行でしたが、倉敷の素晴らしいコンサートの思い出が、コスモスの情景と共に刻まれますように。

コスモスが咲き乱れる野の風景

ステージにやさしい秋風が吹くようです

リニューアルオープンで美しく甦った市民会館