くらしきコンサート

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「くらしきコンサート」の思い出

思い出メッセージ

中学生、高校生の時に足しげく通っていました。音大への進学を機に上京して早5年、今思えば、水戸室内やパリ管の演奏会を1000円で聴くことが出来たのは本当に貴重でした。。。
それ故に今回の第九公演が中止、というよりも有耶無耶にされて、大切なくらしきコンサートが有終の美を飾ることが出来なかったのは本当に悔しいです。何か代替案は本当に無かったのでしょうか?そもそも継続することは不可能だったのでしょうか?
終わったことを掘り起こすのは性に合わないので、これぐらいにします。今度は私達が世界の第一線で活躍する音楽家を倉敷の子供たちに紹介できるよう精進いたします。

2021/03/02  倉敷桃子 (20代・男性)

くらしきコンサートに初めて出かけたのは1995年5月27日のロンドン響(指揮:マイケル・ティルソン=トーマス)、以来2019年10月6日の五嶋みどりさんのリサイタルまで約四半世紀、計28回の鑑賞機会がありました。
このコンサートの特徴は何といってもNHK教育の「クラシック音楽館」(昔の芸術劇場)に登場するオーケストラや演奏家が倉敷市民会館(芸文館)で聴けることでした。
一例を挙げると2000年10月28日のバイエルン放送響(指揮:ロリン・マゼール)、2014年7月11日のスイス・ロマンド管(指揮:山田和樹 )で登場したベルリオーズ「幻想交響曲」は約1か月後、前述の芸術劇場(東京公演で同曲)で放送されました。
また、このコンサートをきっかけとして後に演奏家と思わぬ形で再会する機会もありました。2019年8月に閑谷学校で音楽アカデミーが開催された際、アカデミー主宰のヴァイオリン奏者の方(フランス国立管弦楽団:1996年4月23日のシャルル・デュトワ指揮)と話が盛り上がったことも。
今回当コンサートの終焉にあたり、上記のようなオーケストラ&演奏家をもし今後聴きに行く場合、県外遠征(隣県の広島、香川など)をしない限り本当に厳しい状況になったことを改めて感じます。ですがこれまで数多くの思い出を頂いたことに対しては感謝してもしきれません。本当に今までお世話になりました。

2020/12/01  匿名希望 (40代・男性)

中学生の頃、パリ管弦楽団の演奏会に学生チケットで行かせていただきました。あのとき聴いたクラリネットの音色や、初めて行ったスタンディングオベーションは、一生忘れられません。中学生、高校生と吹奏楽を続けていましたが、大学でオーケストラを始めたのはあの演奏会が大きなきっかけだったなと思います。素敵な経験を、ありがとうございました。

2020/11/24  おの (20代・女性)

高校生のとき、父親に無理を言って連れて行ってもらったウィーンフィルのコンサートは一生の宝です。主催するくらしきコンサートさんの計らいでほかの都市の公演に比べて破格の安さだったようですが、それでも「ウィーンフィル」です。何も言わないのに「S席」を買って来てくれた父に有難い気持ちでいっぱいでした。当日は1曲目がモーツアルトの交響曲第25番、2曲目はR.シュトラウスの交響詩ドンファン、3曲目がチャイコフスキーの交響曲第5番で、曲を追うごとに団員の方のエネルギーが増していったような、そんな雰囲気を感じたことを覚えています。チャイコフスキーが終わった後、観客は総立ちで、多くの方がステージに花束を届けていました。コンサートマスターのキュッヒルさんだけでなく、1番後ろで演奏していた背の高い若い奏者にもその花束が渡り、「え?私にも?」という表情で受け取られていたのが印象的でした。倉敷市民会館がまさに最高潮に達していた瞬間でした。やがてアンコールを期待する観客の耳に聴きなれたバイオリンのトレモロが響きました。会場はまた拍手喝采!アンコールはウィーンフィルの代名詞、「美しく青きドナウ」でした。指揮者のマゼールさんが軽やかにステップを踏み、世界一のウィンナワルツを聴くことができました。
くらしきコンサートの終了は本当に残念でなりませんが、私のように「一生の宝」を授けられた方が数多くおられることと思います。くらしきコンサートの皆さま、そして大原れいこ様、本当にありがとうございました。

2020/11/24  池田和宣 (50代・男性)

くらしきコンサートがなくなってしまうのは、とても残念に思います。
長年、ありがとうございました。

2020/11/24  西野美由紀 (女性)

105回でくらしきコンサートが終了してしまうのは、とてもさみしいです。
毎回とても楽しみにしておりました。
今後もくらしきコンサートに続くような取り組みを期待します!

2020/11/24  落合佳奈 (女性)

クラシック音楽、とりわけオーケストラが生きがいの私にとって、『くらしきコンサート』が開催される演奏会は地元で世界の名門オケが聴ける貴重な機会であり、毎回楽しみにしておりました。
思い付くだけでも、ウィーン・フィルやコンセルトヘボウ管をはじめ、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、ドイツ・バッハゾリステン、ロンドン響、パリ管、フィラデルフィア管など、数多くの素晴らしい演奏が今も心の奥底に刻まれています。
そして、れいこさんの素敵な笑顔や謙一郎さんの律儀なお人柄、スタッフの皆様の心のこもった丁寧なご対応に、いつも温かさを頂いておりました。
有終の美を飾るはずだったヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィルの『第九』がコロナ禍で中止になってしまったことは非常に残念ですし、感謝の気持ちで立ち会えないのはやり切れませんが、ここで御礼の言葉を申し上げさせて頂きます。
大原家のお二人、そしてスタッフの皆様、長年にわたって岡山の音楽文化を支えて頂き、本当にありがとうございました!

2020/11/04  枝松雅之 (60代・男性)