くらしきコンサート

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第89回くらしきコンサート 宮田 大(チェロ)◇守屋剛志(ヴァイオリン)◇田村 響(ピアノ) 若い3人のコンサート

この公演は終了しました

春以降、海外アーティストの来日キャンセルが相次ぐ一方、国内各地ではコンサートが精力的に開催され、改めて音楽を通じて多くの人々が手をとりあい感動を分かち合っています。
このたび皆様にご案内させていただくのは、新しい音楽世代の先頭を走る3人のすばらしい若手演奏家たちの競演です。

巨匠ロストロポーヴィチの名を冠する国際コンクールで、日本人初の優勝に輝いたチェロの宮田 大さん。
桐朋の学生時代、倉敷の大原美術館でコンサートに出演した彼が、飛躍的な成長を遂げて帰ってきます。

現在ベルリンで研鑽を積む守屋剛志さんは、倉敷市真備町出身の新進ヴァイオリニスト。
ベルリン・フィルのメンバーとも室内楽で共演しているほか、国内外のオーケストラと数多く演奏をおこなっています。

ピアノは、ロン・ティボー国際コンクール優勝の田村 響さんをお迎えすることになりました。
ザルツブルク・モーツァルテウムで学びながらプロとして活躍中です。

この秋は日本音楽界の未来を担う若い彼らの競演を、どうぞお楽しみください。
音楽のさらなる高みを目指して成長し続ける3人の若い音楽家たち。
その魂を込めた音楽が、この日本の未来を照らす明るい希望の光となりますように。

公演情報

第89回くらしきコンサート

宮田 大(チェロ)◇守屋剛志(ヴァイオリン)◇田村 響(ピアノ) 若い3人のコンサート

2011年11月25日(金)19時(開場18時30分)

■会 場

倉敷市芸文館

■プログラム

【ヴァイオリン】
J.S.バッハ:無伴奏パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006 より 「ガボット」 〔ヴァイオリン・ソロ〕
パガニーニ:24のカプリース より 第1番 〔ヴァイオリン・ソロ〕
グラナドス
(クライスラー編):スペイン舞曲 より 「アンダルーサ(祈り)」
クライスラー:中国の太鼓

【ピアノ】
ショパン:ワルツ 第1番 「華麗なる大円舞曲」 作品18
ショパン:ワルツ 「華麗なる円舞曲」 作品34‐1

【チェロ】
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 作品68
* * *
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 「大公」 作品97

※演奏者の都合により曲目・曲順は変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。

■入場料(全席指定)

  • A:4,000円
  • B:3,000円

学生:1,000円〔小学生~25歳までの学生:当日指定・前売のみ限定100〕

◎車いすを使用される方は、ホール所定の専用スペースでご鑑賞いただきます。希望される方は、くらしきコンサートまでお知らせください。入場料として、本公演ではB相当3,000円を申し受けます。ただし、S席・A席を購入された方が車いすで来場された場合、B券との差額をご返金することはできませんので、あらかじめご了承ください。

※本公演の学生券は「郷土の中高校生にクラシック音楽をプレゼントする会」のご協賛により助成をいただいております。

■座席イメージ図(879席)

※座席表は倉敷市芸文館HPよりご覧下さい。

※ご入場は小学生以上の方とさせていただきます。

※お子様のお膝の上でのご鑑賞はご遠慮いただいております。必ずお1人様1枚チケットをお求めください。

※当日は会場に託児所をご用意いたします。

プロフィール

宮田 大(チェロ)
Dai Miyata

1986年生まれ、栃木県宇都宮市出身。チェロ教師の父、ヴァイオリン教師の母のもと、3歳よりチェロを始める。9歳で第18回栃木県学生音楽コンクール弦楽器部門第1位受賞を皮切りに、出場コンクールすべてで1位入賞を果たし、2005年、第74回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位、増沢賞、徳永賞、岩谷賞(聴衆賞)受賞。2007年、第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。2009年には、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初めて優勝した。2010年第20回出光音楽賞受賞。第35回江副育英会奨学生。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース首席卒業。これまでチェロを宮田豊、倉田澄子の各氏に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、フェルメール・カルテットのリチャード・ヤング、ジュネーブ音楽院でガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事。また、ハウス・カルテット、バルトーク・カルテット、上海カルテットなどに指導を受ける。現在はクロンベルクアカデミーでフランス・ヘルメンソン氏に師事している。
2002年、高校1年の時に、小澤征爾指揮の桐朋学園音楽部門創立50周年記念オーケストラコンサートで協奏曲を演奏。その後、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト「こうもり」(2003)「ラ・ボエーム」(2004)、<東京のオペラの森>に出演。現在、サイトウ・キネンオーケストラにも参加している。
桐朋学園の学生によって結成されたジュピター・カルテット・ジャパンのメンバーとして活動。ソロ・リサイタルやオーケストラ共演、音楽祭出演など国内外で活躍中。

守屋 剛志(ヴァイオリン)
Tsuyoshi Moriya

1984年生まれ、岡山県倉敷市真備町出身。2歳半から父の手ほどきでヴァイオリンを始め、東京芸術大学音楽学部附属音楽高校を経て、同大学音楽学部卒業、2011年に同大学大学院修士課程修了。小山洋治、田渕洋子、椙山久美、浦川宜也、ジェラール・プーレ各氏に師事し、室内楽を岡山潔、山崎伸子各氏に学ぶ。マルシュナー国際コンクール、シュポーア国際コンクール、日本音楽コンクールなど内外のコンクールで入賞・受賞し、ソリストとして国内外のオーケストラと数多く共演している。
ロームミュージックファンデーションの奨学生として国立ベルリン音楽大学ハンス・アイスラーでシュテファン・ピカール氏に師事、室内楽をアルテミスQに、作曲・理論をハンス・F・イーメ氏に学び、ディプロマを取得して2011年3月卒業。ミケランジェロQ、メロスQ、ベルリン・フィル各メンバーらと室内楽で共演し、教会でのリサイタルやバレンボイム推奨コンサートに出演。
国内では、2010年度シャネルのピグマリオンデイズ・アーティストに選出され、銀座シャネルにて度々リサイタルをおこなうほか、NHK‐FM「名曲リサイタル」、JTが育てる室内楽シリーズ50回記念コンサート、トッパンホール・ランチタイムコンサートなどに出演した。
青山音楽・新人奨励賞、京都芸術祭・京都市長賞、岡山芸術文化賞グランプリほか受賞多数。

田村 響(ピアノ)
Hibiki Tamura

1986年生まれ、愛知県安城市出身。3歳よりピアノを始める。愛知県立明和高校音楽科を卒業後、18歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。これまでに、深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケの各氏に師事。2002年、エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクールB部門第2位およびハイドン賞、第26回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、第18回園田高弘賞ピアノ・コンクールにて園田高弘賞第1位を受賞。2007年にはロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で優勝し、併せてショパン、フォーレ、ラフマニノフ(協奏曲)、新曲課題の最優秀演奏者に贈られる各賞を受賞。以来ザルツブルク・モーツァルテウムで勉学を続けながら、国際的な演奏活動を展開している。
2009年には、ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団の定期演奏会デビューと日本ツアーをおこなう。日本の主要オーケストラからはしばしばソリストとして招かれ、高い評価を受けている。2011年5月には東京フィル定期演奏会において矢代秋雄の協奏曲を演奏、新境地を切り開いた。
2004年デビューCDをリリース。2008年には「ロン・ティボー国際コンクール優勝記念」と称した2枚目のCD、3枚目は2010年にトリトンレーベルより発売された。
2003年度アリオン賞、第14回大幸財団丹羽奨励生、第34回江副育英会奨学生、2006年第16回出光音楽賞、2008年文化庁長官表彰・国際芸術部門、2009年第10回ホテルオークラ音楽賞などを受賞。