くらしきコンサート

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第91回くらしきコンサート ペーター・ダイクストラ指揮 スウェーデン放送合唱団

この公演は終了しました

そんな最大級の賛辞を浴びて、数々の来日公演で旋風を巻き起こしてきたスウェーデン放送合唱団
最初に日本でこの合唱団の名が知られたのは1996年ベルリン・フィル日本公演、ベートーヴェン「第九」、マーラー「復活」での共演でした。
聞こえるか聞こえないほどの弱音から巨大に広がるユニゾンまで、オーロラの光彩のようにあざやかに重なり合うハーモニーの輝き。
まるで大伽藍の天井画が声になって舞い降りてくるような、コーラスというものの概念を覆す大きな衝撃でした。
合唱大国エストニアの巨匠トヌ・カリユステらの指導によって欧米各地で知られる存在となったスウェーデン放送合唱団の伝統は、2007年から首席指揮者に就任したオランダの俊英ペーター・ダイクストラに引き継がれます。
20代でバイエルン放送合唱団の音楽監督に抜擢され、日本でもブレイクしたオランダ男声ア・カペラ・グループ「ザ・ジェンツ」のリーダーとしても活躍。少年時代に神童ボーイ・ソプラノで知られた彼が、今や世界最高峰と称される合唱団とともに合唱芸術の新しい高みを目指しています。

声を合わせ、息を合わせ、心を合わせて生まれる驚異の音楽空間。
スウェーデン放送合唱団の“奇跡のア・カペラ”の響きを、みなさまの全身で受け止めてお楽しみください。

公演情報

第91回くらしきコンサート

ペーター・ダイクストラ指揮 スウェーデン放送合唱団

2012年6月21日(木)19時(開場18時30分)

■会 場

倉敷市民会館

■プログラム

ブラームス : 5つの歌 作品104
ドビュッシー : シャルル・ドルレアンの3つの歌
ヒルボルイ : モウヲオアエエユイユエアオウム(16声部の混声合唱のための)
* * * * *
プーランク : ミサ曲ト長調 より 「キリエ」「グローリア」
サンドストレム : アニュス・デイ
ラフマニノフ : 《晩祷》より抜粋

※演奏者の都合により曲目・曲順は変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。

■入場料(全席指定)

  • S:6,000円
  • A:5,000円
  • B:4,000円

学生:1,000円〔小学生~25歳までの学生:当日指定・前売のみ限定100〕

◎車いすを使用される方は、ホール所定の専用スペースでご鑑賞いただきます。希望される方は、くらしきコンサートまでお知らせください。入場料として、本公演ではB相当4,000円を申し受けます。ただし、S席・A席を購入された方が車いすで来場された場合、B券との差額をご返金することはできませんので、あらかじめご了承ください。

※本公演の学生券は「郷土の中高校生にクラシック音楽をプレゼントする会」のご協賛により助成をいただいております。

■座席イメージ図(1974席)

※座席表は倉敷市民会館HPよりご覧下さい。

※ご入場は小学生以上の方とさせていただきます。

※お子様のお膝の上でのご鑑賞はご遠慮いただいております。必ずお1人様1枚チケットをお求めください。

※当日は会場に託児所をご用意いたします。

プロフィール

スウェーデン放送合唱団
Swedish Radio Choir

1925年創設。1952年、合唱の神様と称される大指揮者エリック・エリクソンが首席指揮者に就任し、現在の形態となった。以来飛躍的発展を遂げ、スウェーデンの音楽界はもとより欧米各地へのツアーやCD録音を通して、世界のトップ・アンサンブルとしての地位を確立した。1994年よりエストニアの巨匠トヌ・カリユステが首席指揮者に就任。スウェーデン放送合唱団にとって初の外国人指導者により東欧圏のレパートリーの拡充がなされ、グレツキ、シュニトケなどの録音で数多くの賞を受賞。またリゲティ、サンドストレム、ペルトら現代の大家がこの合唱団のために作品を書いている。
2007年、首席客演指揮者を3年間務めた新鋭のペーター・ダイクストラが首席指揮者に就任。彼はエリック・エリクソン、トヌ・カリユステという両巨頭の薫陶を受け、スウェーデン放送合唱団の伝統を承継している。バイエルン放送交響楽団やベルリン・ドイツ交響楽団といった名門オーケストラを指揮するなど、シンフォニー指揮者としても活躍する統率能力と芸術性は各方面から非常に高く評価されており、再びスウェーデン放送合唱団の黄金時代を築くことが期待されている。
スウェーデン放送合唱団は、これまでに、兄弟関係にあるスウェーデン放送交響楽団をはじめ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演。中でもクラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは厚い信頼で結ばれ、定期演奏会およびジルベスター・コンサート、ザルツブルク・イースター・フェスティバルへの出演、数々のCD録音をおこなった。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団1996年日本公演のベートーヴェン「第九」、マーラー「復活」で空前の大絶賛を博し、その後1998年、1999年、2001年、2003年、2006年、2010年と相次いで来日、待望のア・カペラ公演およびNHK交響楽団定期演奏会への出演が実現した。N響定期では、2年連続でN響ベスト・ソリスト賞を受賞している。

ペーター・ダイクストラ(指揮)
Peter Dijkstra, Conductor

1978年オランダ生まれ。幼くしてローデン少年合唱団に入り、独唱者(ボーイ・ソプラノ)として、オランダ・オペラ財団のオペラ制作「魔笛」をはじめ、各地で活躍する。合唱指揮・オーケストラ指揮および声楽をハーグ王立音楽院、ケルン音楽アカデミー、ストックホルム音楽大学に学び、最優秀の成績で卒業。引き続き、著名な合唱指揮者であるトヌ・カリユステ、エリック・エリクソンなどのマスタークラスで研鑽を積む。
2002年、若いオーケストラ指揮者のためのケルセエス-ファン・ド・グロネカム賞を受賞。また2003年ストックホルムで開催されたエリック・エリクソン・コンクールに優勝し、国際的に注目される。
2005年、バイエルン放送合唱団の音楽監督に就任。同合唱団の定期演奏会や演奏旅行のみならず、マリス・ヤンソンス、ニコラウス・アーノンクール、リッカルド・ムーティ、エサ=ペッカ・サロネン、クラウディオ・アバドなどの著名な指揮者と共同作業にあたる。2006年オランダ室内合唱団首席客演指揮者、2007年にはスウェーデン放送合唱団の首席指揮者に就任した。
現在、オランダ室内合唱団、BBCシンガーズ、ベルリンRIAS室内合唱団、ヘント声楽コレギウム、デンマーク国立合唱団、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団、ベルリン放送合唱団、オランダ放送合唱団などに定期的に招かれており、レパートリーは古楽から現代作品の初演まで、きわめて広範囲にわたる。
著名なオーケストラで客演指揮者としても高く評価され、バイエルン放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、コペンハーゲン・フィルハーモニー、オランダ放送室内フィルハーモニーなどと共演。オランダでは、オランダ室内合唱団の首席客演指揮者、ユトレヒトに本拠を置く混声声楽アンサンブルMUSAの芸術監督を務める。また、声楽アンサンブル「ザ・ジェンツ」に定期的な客演指揮者として迎えられているが、この男声合唱団とは国際的音楽祭で数多くの賞を獲得し、日本、スペイン、スウェーデン、英国でツアーもおこなっている。