第95回くらしきコンサート
山田和樹指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 ソリスト/樫本大進(ヴァイオリン)
2014年7月11日(金)19時(開場18時30分)
■会 場
倉敷市民会館
■プログラム
ビゼー:「アルルの女」 第2組曲 より "メヌエット" "ファランドール"
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
***
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
※演奏者の都合により曲目・曲順は変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。
■入場料(全席指定)
- S:12,000円
- A:9,000円
- B:7,000円
- C:5,000円
学生:1,000円〔小学生~25歳までの学生:当日指定・前売のみ限定200〕
◎車いすを使用される方は、ホール所定の専用スペースでご鑑賞いただきます。希望される方は、くらしきコンサートまでお知らせください。入場料として、本公演ではB相当7,000円を申し受けます。ただし、S席・A席を購入された方が車いすで来場された場合、B券との差額をご返金することはできませんので、あらかじめご了承ください。
※本公演の学生券は「郷土の中高校生にクラシック音楽をプレゼントする会」のご協賛により助成をいただいております。
■座席イメージ図(1842席/1974席:本公演はステージを通常よりも拡張しています)
※座席表は倉敷市民会館HPよりご覧下さい。
※ご入場は小学生以上の方とさせていただきます。
※お子様のお膝の上でのご鑑賞はご遠慮いただいております。必ずお1人様1枚チケットをお求めください。
※当日は会場に託児所をご用意いたします。
山田和樹(首席客演指揮者)
Kazuki Yamada, Principal Guest Conductor
1979年、ロンドン生まれ。1996年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクール1位など、5つの権威ある国際コンクールで優勝。マゼール、小澤征爾、ヤンソンス、チョン・ミョンフンらのもと、国内外の著名オーケストラと共演を重ねるほか、室内楽にも意欲的に取り組み、2007年より兵庫県赤穂・姫路で室内楽の国際音楽祭「ル・ポン(Le Pont)」をスタート。音楽監督として世界一流の若手奏者を集め、毎年話題を呼んでいる。2009年11月には天皇陛下御在位20年記念式典にて演奏をおこない、その模様はTVで放映された。2010年、ベルリン・フィル第1コンサートマスターに就任。2013年秋の同オーケストラによるアジア・ツアーではソリストを務めた。また最近では、ピアノのコンスタンチン・リフシッツとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏・録音に取り組み、3回にわたる日本演奏ツアーと2013年秋のCDリリースをもってプロジェクトを完結させ、高い評価を得た。1995年アリオン音楽賞、1997年出光音楽賞、モービル音楽賞、1998年新日鉄音楽賞フレッシュアーチスト賞、平成9年度芸術選奨文部大臣新人賞、2011年兵庫県文化賞などを受賞。ドイツにおいてはシュタインゲンベルガー賞、ダヴィドフ賞受賞。使用楽器は、1674年製アンドレア・グヮルネリ。
樫本大進(ヴァイオリン)
Daishin Kashimoto, Violin
エルネスト・アンセルメにより1918年に創設。数々の歴史的名盤の録音や、20世紀のフランス音楽とロシア音楽の解釈によって名声を博す。ほぼ半世紀にわたりアンセルメが統率し、彼の後を継いだ歴代の音楽監督の中には、アルミン・ジョルダンやマレク・ヤノフスキといった指揮者たちが名を連ねる。1940年代からは創設者アンセルメの指揮の下、デッカ・レーベルで録音を開始。その後も数多くのレーベルで録音をおこなう。創成期より、スイス・ロマンド管は現代音楽の振興にも力を注いできた。ブリテン、ドビュッシー、オネゲル、マルタン、ミヨー、ストラヴィンスキーなど枚挙にいとまがない。現在、スイス・ロマンド管弦楽団は113名の専属団員を擁し、世界中で定期的に公演をおこなっている。また、ジュネーヴ・グランド劇場のオペラ公演にも伝統的に参加しているほか、若い世代の聴衆を対象としたプログラムを企画するといった活動もおこなっている。2012年よりネーメ・ヤルヴィが音楽監督に、また山田和樹が首席客演指揮者に就任し、新時代の幕開けを迎えた。
スイス・ロマンド管弦楽団
Orchestre de la Suisse Romande
エルネスト・アンセルメにより1918年に創設。数々の歴史的名盤の録音や、20世紀のフランス音楽とロシア音楽の解釈によって名声を博す。ほぼ半世紀にわたりアンセルメが統率し、彼の後を継いだ歴代の音楽監督の中には、アルミン・ジョルダンやマレク・ヤノフスキといった指揮者たちが名を連ねる。1940年代からは創設者アンセルメの指揮の下、デッカ・レーベルで録音を開始。その後も数多くのレーベルで録音をおこなう。創成期より、スイス・ロマンド管は現代音楽の振興にも力を注いできた。ブリテン、ドビュッシー、オネゲル、マルタン、ミヨー、ストラヴィンスキーなど枚挙にいとまがない。現在、スイス・ロマンド管弦楽団は113名の専属団員を擁し、世界中で定期的に公演をおこなっている。また、ジュネーヴ・グランド劇場のオペラ公演にも伝統的に参加しているほか、若い世代の聴衆を対象としたプログラムを企画するといった活動もおこなっている。2012年よりネーメ・ヤルヴィが音楽監督に、また山田和樹が首席客演指揮者に就任し、新時代の幕開けを迎えた。
この公演は終了しました
いま日本のみならず海外でも熱い視線を集めている若手指揮者、山田和樹さんをご存知でしょうか。
2009年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、聴衆賞も獲得し、ヨーロッパ・デビュー後たちまち代役指揮や客演でひっぱりだこに。日本ですぐれた実績を積んでいたとはいえ、それまで国際的にはまだあまり知られていなかった山田さんですが、穏やかで素朴な雰囲気の彼が、ひとたび世界にはばたくや、その底知れないパワーにヨーロッパの多くの楽団が驚嘆した、指揮界待望の逸材です。
そんな山田さんに“一目惚れ”し、彼のために特別ポストまで新設して招聘したのがスイス・ロマンド管弦楽団。
スイス楽壇の重鎮アンセルメが半世紀にわたり磨き上げた、歴史ある楽団からの熱烈なラブコールでした。
ピンチヒッターの指揮で「互いに恋に落ちた」という演奏会の成功をきっかけに山田さんを口説き続け、ついに一昨年、「首席客演指揮者」として彼を迎えることになりました。
そして日本・スイス国交150周年の2014年、いよいよこのコンビ初の日本公演が実現します。
ソリストは、ベルリン・フィルのコンサートマスターとしても活躍中の樫本大進さん、くらしきコンサート2回目の登場です。山田さんとはベルリン在住同士で仲の良い2人、友情のアンサンブルを聴かせてくれるでしょう。
音楽界の未来を背負う若い日本人指揮者とソリストが、ヨーロッパ伝統の響きの中で紡ぎ上げる名曲の数々――。
どうぞ、みなさまの盛大な拍手をステージにお届け下さい。