くらしきコンサート

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第101回くらしきコンサート 小山実稚恵 ピアノ・リサイタル 

この公演は終了しました

日本を代表するピアニストのひとり、小山実稚恵さんは、遠くを見つめながら、今を輝かせることができる ―― そんな音楽家です。

2006年にスタートした壮大な計画のリサイタル・シリーズでは、12年間にわたっておこなう24公演すべての詳細な音楽テーマとプログラムを、シリーズ開始時に発表して話題になりました。
長い歳月を見すえ、ピアノの魅力、作品への愛を伝えていこうとする情熱に共感し、聴衆もまたそれぞれの時を重ねつつ、彼女の「今」を受け取ってきました。

小山さんのまなざしは、次世代の未来にも注がれています。
仙台生まれ盛岡育ちの彼女が積極的におこなってきた東日本の被災地活動の一環で、デビュー30周年の2015年、子どものためのプロジェクトを仙台で立ち上げました。
そのイベント名にある“ボレロ”のネーミングは、繰り返されるリズムや旋律のリレーによって輝かしいフィナーレに至る、音楽の力と希望に満ちた世界を、子どもたちの人生に重ねているかのようです。

小山さんにとって今年は、12年続けてきたリサイタル・シリーズを締めくくる節目の年。
101回目の「くらしきコンサート」のために用意してくださったプログラムで、今、小山さんが見つめる音楽の地平のはるかなパノラマを、ピアノの響きの向こうに感じていただければ幸いです。

公演情報

第101回くらしきコンサート

小山実稚恵 ピアノ・リサイタル

2017年6月24日(土)19時(開場18時30分)

■会 場

倉敷市芸文館

■プログラム

シューベルト:即興曲 より
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
ショパン:ワルツ より
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 作品21より 第2楽章「ラルゲット」(ピアノ・ソロ版)
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22

※演奏者の都合により曲目・曲順は変更になる可能性もございます。あらかじめご了承ください。

■入場料(全席指定)

  • A:5,000円
  • B:3,500円

学生:1,000円〔小学生~25歳までの学生:当日指定・前売のみ限定50〕

◎車いすを使用される方は、ホール所定の専用スペースでご鑑賞いただきます。希望される方は、くらしきコンサートまでお知らせください。入場料として、本公演ではB相当3,500円を申し受けます。ただし、S席・A席を購入された方が車いすで来場された場合、B券との差額をご返金することはできませんので、あらかじめご了承ください。

※本公演の学生券は「郷土の中高校生にクラシック音楽をプレゼントする会」のご協賛により助成をいただいております。

■座席イメージ図(879席)

※座席表は倉敷市芸文館HPよりご覧下さい。

※ご入場は小学生以上の方とさせていただきます。

※お子様のお膝の上でのご鑑賞はご遠慮いただいております。必ずお1人様1枚チケットをお求めください。

※当日は会場に託児所をご用意いたします。

プロフィール

小山 実稚恵
Michie Koyama (Piano)

人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。
Bunkamuraオーチャードホールをはじめ、全国6都市(東京、大阪、札幌、仙台、名古屋、福岡)にておこなわれている春・秋年2回、2006年~2017年の壮大なプロジェクト"12年間・24回リサイタル・シリーズ"が、本年いよいよ12年目を迎える。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ放送響(現・チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)、ベルリン響、ロイヤル・フィル、BBC響、イギリス室内管、アカデミー室内管、ロッテルダム・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティモア響などと共演しており、フェドセーエフ、テミルカーノフ、デュトワ、マリナー、小澤征爾といった国際的指揮者との共演も数多い。
また、ショパン生誕200年にあたる2010年のショパン国際ピアノコンクールをはじめ、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどのコンクールでは審査員を務める。
2011年の東日本大震災以降、被災地の学校や公共施設などで演奏をおこなっており、2015年より被災地活動の一環として自ら企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務めるプロジェクト『こどもの夢ひろば "ボレロ"』が、仙台においてスタートした。
CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結ぶ。26枚目の『ヴォカリーズ』から『シャコンヌ』、『シューベルト:即興曲集』と3作連続で「レコード芸術」の特選盤に選ばれる。2016年12月には、29枚目の『Cantabile』(ベスト盤)をリリース。
これまで、2005年度/文化庁芸術祭音楽部門大賞、2013年度/東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞ならびにレコード・アカデミー賞(器楽曲部門『シャコンヌ』)、 2015年NHK交響楽団「有馬賞」、2015年度/文化庁芸術祭音楽部門優秀賞ならびに第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞している。
東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。